東京ジャーミイに行ってきました

IMG_3881来年の夏からの刊行を目指して、かもがわ出版から子ども向け絵本の4巻本『イスラム』の編集をお引き受けいたしました。その取材のために、今日、東京の代々木上原駅近くにあるイスラム教のモスク「東京ジャーミイ」を訪ねました。ちょうどお昼の礼拝の時間で、9名の信者がお祈りをしていました(写真は許可を得て撮影しています)。
気温が34度あった東京は強風で抜けるような青空でにミナレット(尖塔)が美しく映え、トルコにいるような気分でした。

ホームページによると、東京ジャーミイは、「日本の方々の良好的なもてなしを頼りにしてカザン州から日本に避難してきたトルコ人によって1938年に建設され、そのIMG_3912後、老朽化に伴い2000年に立て直され、私たちにとって伝統と未来を結び付ける架け橋としての役割りを果たしています。この東京ジャーミイはオスマントルコ様式で建設されたことによって伝統を継承しながら、一方で現代建築の特徴も合わせ持ち、その一階の多目的ホールでは結婚式、演劇 展示会 公演等さまざまな活動が行われ、独特の魅力を備え、未来に光を与えています」とあります。

中東の他地域のモスクには見られないステンドグラスが、西洋文明との融合を思わせます。青いタイルと白い壁、コーランの一部をカリグラフィ(装飾文字)にしたレリーフやシャンデリア。この世のものとは思えない美しさです。
今日は茨城県の高校の2年生が学年の社会科見学でここを訪れていました。ISの登場などでイスラム教やイスラム文化への関心がいろいろな意味で高まっている昨今、東京ジャーミイへの見学者も増えているそうです。女子生徒はヘジャーブ(スカーフ)を被り、静かにお話を聞いていました。

これからつくる本は、こうした少年少女に対して、どのようなイスラム理解を促していくかを考えながら編集していきます。その第一弾としての取材でした。ショップでトルココーヒーのカップとソーサーをおみやげに買い、新宿でトルコ料理(ケバブなど)を食べ、トルコを満喫しました。IMG_3895
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『自衛官が共産党市議になった―憲法9条が結んだ縁』鋭意製作中

かねてから本ブログでお知らせしております、土浦の共産党市議で、元自衛官の井上圭一さんの著書を鋭意製作中です。タイトルが決まり、チラシができました。『自衛官が共産党市議になった―憲法9条が結んだ縁』と、そのものズバリ。版元の「かもがわ出版」さんも編集長がホームページで書名を募集してくださいましたが、この書名に決まりました。

6月26日、真っ黒な雲が迫ってくるなか、JR荒川沖駅前で撮影した写真(撮影:納見直)は迫力があって、背景の迷彩柄の上で堂々としています。ちょっとおどろおどろしいところが意図通りに仕上がりました。表紙もこんな感じにつくっていく予定です(デザイナー:岡部美穂子)。

現在本文を作成中で、延長国会の最中の8月中旬には書店に並ぶ予定です。井上圭一チラシ ブログ用