金木犀の香りがはこぶ秋

3、4日前、金木犀が咲いているのに気づきました。それまではたんなる常緑樹として夏の暑さに耐えながら立っていた木が、甘酸っぱい香りを放っているのにハッと気づく。季節の移り変わりを感じる瞬間です。街を歩いていてもどこからか香ってきて、辺りを見回すことがよくあります。
金木犀は前年の剪定を失敗すると咲かないし、日の当たる南側だけ咲いているということもよくあるのですが、今年は木いっぱいに花をつけています。花の房のように見えるのは、4枚の花びらを持った小さな花の集まりなのですね。花びらは厚みがあって、かんざしの頭の部分のようで可憐です。枝を切って室内で花瓶にいれると香らないのです。不思議。
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